プラレールと言えば日本人の鉄道好きなら“一度は通る道”。1959年に発売した「プラスチック汽車・レールセット」に端を発し、昨年50周年を迎えた日本の伝統的鉄道おもちゃです。最近ではモデルのリアル化が一層進み、子供のみならずわれわれ“大きなお友だち”にとっても看過できないコレクターズアイテムといっていいでしょう。
いまやメインストリームとして活躍している鉄道車両ではモデル化されているものがないくらい、充実したラインナップを誇っているプラレール。そこに新たに加わるのはなんと中国からの“珍客”というわけですね。
でもこの「CRH2型 和諧号」、実車はといえば、日本の川崎重工が製造しており、東北新幹線を走るE2系1000番台とは姉妹関係に当たります。ですから、当然のことながら他の車種と並べても何ら遜色のないちゃんとした作りになっています。コレクターなら是非一式、手に入らない手はないですね。とはいえ、現地では最高時速360キロも出るそうで、乗り心地は似て非なるものなのでしょう。万博ついでに是非乗車したいものです。
ただし、この和諧号、日本国内で売る予定は当面ないようで(ヤフオク狙いですね)、万博に行ったついでに買ってくるのが最も手っ取り早い方法のようです。知り合いに万博へ行く予定がある人がいたら、お土産に頼み込んでおくといいでしょう。
また、9月には万博のパビリオン「日本産業館」でも展示されるそうで、日本が誇る鉄道おもちゃとして立派に役目を果たしていただきたいものです。
ちなみに、中国でのプラレールは2004年から商品展開がされており、きかんしゃトーマスシリーズなどがよく売れているようです。ただ、いずれも日本で売っているものを中国語パッケージにしたものに限っていたそうで、これからは現地の人にも身近な中国オリジナルのプラレール車両が増えていくかもしれませんね。