2010年5月19日水曜日

すべてのオタの興味を網羅する、ドラマ「鉄道むすめ」のえもいわれぬ魅力

3年ほど前にU局で放送されたドラマ版「鉄道むすめ」がこのほど、gooブロードバンドナビより配信されております。このドラマ、ファンの中ではすでにご存じのトレーディングフィギュア「鉄道むすめ」のメディアミックスの一環で制作されたものなのですが、初回放送がU局など地方限定だったことと、その後もスカパーで放送されたくらいとあって、「見たくても見られなかった」というファンも少なくないことでしょう。有料コンテンツのようですが、この際、是非ご覧になってはと思います。個人的にはかなり一押しの作品だったりします。

何でそこまで押すのかと言いますと、実はこのドラマ、作りと言いキャストと言い、けっこう“かゆいところに手が届く”掘り出し物だったりするからです。

まず、周知の通り、フィギュアありきで始まった「鉄道むすめ」シリーズが、晴れて映像化されたことへの喜び。フィギュアの作りやイラストのイメージ、それと先にリリースされたCDドラマなどの連想から「アニメ化くらいはアリだろう」くらいには考えていたのですが、まさか実際の鉄道施設まで使って実車映像化までやってしまったのかというのはまさに感激。これに鉄オタたちが乗ってこないはずがありません。しかもオタたちと相性のいいアイドルの共演を絡ませてくる当たり、にくいですね。

ここは鉄道専用サイトなので、あくまで鉄道目線から入りますが、3話目(1話につき前後編2回構成なので第5回と第6回)の埼玉高速鉄道での運転士訓練の様子など、よくも鉄道会社側が撮影を受け入れてくれたなと、感心します。普通運転台の中にカメラを入れるだけでも、うるさい電鉄会社は少なくないんですから。

続いてチェックしておくべきはキャスト陣。アキバ系アイドルのAKB48時東ぁみアイドリングの面々に、「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンピンク役を直前に控えていた高梨臨など、神の采配とも言うべき絶妙な布陣。アイドル好きから特撮好きまで、どこまでオタクの性質を知り抜いているんだといわんばかりのキャスティングですね。

そして、何本か見ればすぐ気付かれるでしょう、実にクセのある画作り、脚本、冒険的な演出。おそらく制作サイドからは「お前ら、やりたいようにやれ」という指示しか飛んでないのではないでしょうか。特に最終話の高梨臨主役回なんて、見ていて背筋が寒くなってきますよ、いい意味で。

1本315円だそうですが、鉄オタだけでなく、アイドルオタ、特撮オタ、映像オタ、すべてのオタ(筆者みたいな)必見の掘り出し物ですので、是非この目で確かめてみてください。

追記:視聴料金は1本315円じゃなく、13本全部で315円でした。いやあお得お得、たったこれだけで見放題ですよ!

写真コピーライト=(C) ドラマ 鉄道むすめ製作委員会

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